【ボーカルレジスター(声区)を知ろう】② ミックスボイスについて(後編)

'21.04.04

前編では、ボーカルレジスター(声区)とは?というお話とチェストボイス、ヘッドボイスについてミックスボイスについて、あと少し話を深めていきます。

チェストボイス、ヘッドボイスなど「声区」には限界があります。ギターやバイオリンの弦も同じですね。

その限界地点のことをbridge, それが更に声が割れたりひっくり返ったりしているbreak pointと言ったりします。日本語では「換声点」と言います。

ボイストレーニングを行うことで、それぞれの声区の限界地点を広げることも可能ですが、もう一つ、「ミックスボイス」のトレーニングが有効になります。

 

ニューヨークボイストレーニング では、「地声」と「裏声」という言葉は使用しない事を先述しましたが、

それは、ミックスボイスをさらに細分化させて聞き分けられるようにするためです。

ニューヨーク発のボイストレーニングのソーマティックボイスワークに倣って、ミックスボイスの中で、

チェストボイスが優位なミックスボイスを、「チェストミックス」

そして、

ヘッドボイスが優位なミックスボイスを「ヘッドミックス」と区別しています。

 

ここで復習ですが、

チェストボイスの「声の音色や音質」は、「heavy」「重みのある」もしくは、「パワフルな、力強い」サウンド。低音域で優位となり、

ヘッドボイスの「声の音色や音質」は、「light」「軽やかな」「柔らかい」「優しい」サウンドでした。高音域に優位です。

ちなみに「音域」とは音程と音程の範囲のことです。(英語ではvocal range)

 

よくトレーニングされたシンガーだと、どちらのレジスターのボイススキルもよく開発されており、微細なコントロールも可能です。

 

では、「地声」は、チェストボイス?それとも、チェストミックスでしょうか?

「裏声」は、ヘッドボイス?それとも、ヘッドミックスなのでしょうか?

残念ながら、日本でよく使われる「地声」「裏声」という言葉には、ミックスボイスについてのより細かく聞き取る視点はなく、混合されて使われていると感じます。

 

より微細なコントロールが可能になるボイススキルを身につける為には、

より微細な聴き方ができる事が必須となります。

 

耳で聞き取れていない情報は、口から歌えないからです。

ニューヨークボイストレーニングのレッスンでは通称で「地声」「裏声」と言われる用語は使っていない理由は、より微細に聞き分けてもらえるようになってほしいという思いからです。

 

 

ボーカルレジスター(声区)について

レジスターサウンド【前編】チェストボイス、ヘッドボイス、ミックスボイスについての動画はこちら(デモ有);

https://youtu.be/7_EeIeBXTe4