【アレルギー症状の体質改善】について(前半)

'21.05.05
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<日常生活にも歌唱時にも辛いアレルギー症状>

歌う時に花粉症の症状が出ていてはとても辛いですよね。透明の鼻水が絶えず流れ出たり、くしゃみが止まらなくなり、目が痒いなど、日常生活にも支障をきたします。

ニューヨークボイストレーニングのレッスンをご受講の方も、アレルギー症状に苦しむ方は少なくありません。

一番に多いのは春先のスギ花粉の時期ですが、その症状が年々ひどくなってきたという方や、いろんなアレルゲンに反応して通年を通してアレルギー症状が出るという方もいらっしゃいます。

アレルギー症状を緩和させる抗ヒスタミン薬や点鼻薬で辛い症状は少なくなっても、今度は口や鼻の渇きを感じる事もあります。歌うことや演技など声を使う人にとって鼻と喉の乾燥は避けたいポイントです。また、根本的に治さないとずっと薬を飲み続けていくことになります。

症状を抑えるためにはアレルギー反応を抑える薬の処方が一般的ですが、そのため対処療法の薬を「このままずっと服用し続けなければいけないのか」と考えると不安を覚える方もいらっしゃると思います。

私自身も幼少期にアトピー性皮膚炎を抱えて皮膚科通いが続き、その後は花粉症を発症して耳鼻通いだったアレルギー体質です。

ボイストレーナーとなってからも、長時間のスタジオレッスンではエアコンの空調のハウスダストからアレルギー症状を引き起こし、さらに演奏の仕事や幼児グループレッスンのトリプルワークの疲れで免疫力も低下していたため、声帯炎を通り越して「声帯浮腫」となり声が出なくなった経験もあります。もともと気管支炎になりがちで、数週間以上声帯に負担を強いる咳が止まらない状態を繰り返していた中での喉の酷使が重なった結果、咳喘息も発症してしまいました。

<重い花粉症や気管支炎や咳喘息の場合は、日常生活が辛く歌うどころではなくなってしまいます>

抗ヒスタミン薬で症状を緩和させたり、点鼻薬や咳喘息用の吸入器を常に持ち歩いたりする生活をなんとか改善させたいと、アレルギー症状対策や体質改善や自然療法や食事改善等、色々と試してきたのでご紹介します。

現在は、働き方(=生き方)の見直しによる生活や働き方の変化もプラスに働き、徐々にアレルギー症状は少なくなりました。今は、アトピーはなくなり、気管支炎や咳喘息も収まっています。

花粉症季節に目がかゆくなったりくしゃみや鼻水が出ることがたまにありますが、その時は漢方医から処方された<小青竜湯>を飲むと気にならない程度に収まっています。(効き目が緩やかなため、本来は花粉症の季節が始まる前に飲み始めることを医師にお勧めされます。)

抗ヒスタミン薬を飲み続けたり、だんだんと効かなくなって更に強い薬を飲む事に不安を覚える方、体質改善してアレルギー体質を少しでも楽にしたい方はどうぞご参考下さい!

アレルギー体質改善のセルフケアのおすすめ6選+おまけ

  1. 鼻うがい
  2. ハーブティ,ハーブのサプリメント
  3. ヨガ             (前半)
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  4. 体質改善の漢方薬       (後半) 
  5. 食事改善(漢方薬膳料理、腸活/発酵食品)
  6. ファスティング(半日断食、砂糖絶ち)

その他: アメリカではホメオパシーのレメディ(民間療法の舌下薬)が小売店で販売されている

おまけ: 日本では、医療機関でアレルゲンを診断された場合、皮下、または、舌下免疫療法という根本治療を受けられる可能性がある(詳しくは、医療機関にお問い合わせください)

1.【鼻うがい】

始めるまでは、「うわぁ。。なんか痛そう」と拒否反応を示す方も多いのでは。私もそうでしたw

でも、背に腹はかえられず試してみたところ、鼻のムズムズや鼻詰まりがとても楽になるのを感じてから、花粉症や風邪の症状が出た時はこまめに行っています。

<やり方>

ぬるま湯で0.9%の生理食塩水を作り、鼻うがいの器具(安くて千円以下でネットで販売されてます)を使って、片鼻で優しく吸い込みます。そうすると、口、もしくは反対の鼻から自然に吸い込んだ水が出て来ます。鼻詰まりがひどければ、無理に吸い込もうと力を込めると、耳に水が逃げてしまうので(頭を傾けたら排出されます)、吸い込めなければそのまま出すなど、無理せずに優しく行うことがポイントです。

日本の耳鼻科やボイスクリニックでは、上咽頭炎の治療として「Bスポット治療」があります。

鼻の一番奥の部分に直接消毒する方法で治療時間は一瞬で済みますが、プールで間違って鼻から水を吸い込んだような痛みが残ります。

痛いのが分かっていながら治療に行くのがちょっとブルーになってしまうという方(私がそうでした)は、治療の代わりに「鼻うがいでも良いですよ」と耳鼻科の医師からも言われたので、私は鼻うがいを実践しています。

上咽頭は、ウイルスや細菌をキャッチする場所でもあるので、炎症が起こりやすい場所でもあります。

鼻詰まりの爽快感だけではなく、炎症を和らげたり、鼻の中を清潔を保ったり、乾燥を防いだりするためにも、鼻の不快感が気になる時には日に1~2回をお勧めします。

YouTubeでも『鼻うがいについて』ご紹介してます :

2.【花粉症時に飲むハーブティやハーブのサプリ】

ハーブは副作用が少なく緩やかに症状に効くので、予防的に飲んでいます。

「どうせ水分とるなら、美味しく飲めた上で少しでも身体にいいもの飲みたい」という位の期待度で飲み始めましたが、メディカルハーブの資格を取ったり、漢方やアーユルヴェーダを勉強したりするにつれ、西洋、東洋の民間療法で共通して使われてきたハーブもあり、世界で昔から病気の治癒に役立てられてきた歴史の長いハーブや漢方の効能も生活に役立てていきたいですね。

<アレルギー症状にお勧めのハーブティ>

※注意: 漢方薬を常用の方は、その中にリコリス(甘草)などが含まれる場合があります。重複すると内服量が多すぎる可能性があるので、その場合は内容物をご自身で確認する、医師や薬剤師に飲み合わせをご相談するなどご注意ください。

ネトル:抗アレルギー、強壮

エルダーフラワー:アレルギー性鼻炎や花粉症などのカタル症状(鼻水や目の充血など)の緩和

ペパーミント:アレルギー症状緩和、鎮痛

リコリス:抗炎症作用や抗ウイルス作用、抗アレルギー作用

カモミール:リラックス効果、抗炎症作用

☆各ハーブの効能を知りたい方は、別ブログ記事をご覧ください。

私は、上記のハーブや、他に気分に応じたメディカルハーブを常備してその日の気分でブレンドしてハーブティーを飲んでいます。ネットでは農薬不使用のハーブティも豊富に販売されていますが、最近では日本にも安く売られている市販のブレンドティのYogi teaも色々な症状に応じて種類が豊富で、ネットや一部スーパーで購入できます。

ニューヨークボイスケアでは、アレルギー症状に良いとされているハーブ+喉の炎症を抑えるリコリスも入っているオリジナルブレンドティーも販売しています。自分でブレンドするのが面倒な場合はどうぞご活用ください!

ニューヨークボイスケアのハーブティ

<アレルギー症状にお勧めのハーブサプリ>

Slippery Elm (スリッペリーエルム) というサプリがあります。

こちらは、北米に自制するニレ科の樹皮の粉末ですが、ネイティブアメリカンが古くから活用してきたものです。胃腸や呼吸器系の粘膜をスムーズにしてくれるというもので、気管支喘息がひどく咳止めも全く効かなかったときに咳止め薬をやめてスリッペリーエルムのサプリを飲んだらスゥっと咳がひきました。

粉末でも手に入りますが、ハーブティやその他ドリンク溶かして飲むのはお勧めしません!(美味しくないですw)

iHearbやネットショップで簡単に手に入ります。こちらもハーブティ同様、サプリだからといって薬やその他のハーブ、漢方との飲み合わせを軽視しないようにお気をつけ下さい。

そのほか、ハーブティでもサプリでもお勧めなのが、花粉症だけでなく全体の免疫UPのために、エキナセア があります。

こちらも、北米のネイティブインディアンが風邪予防、感染症ケア、熱病、歯痛などに使ってきたハーブです。そのため「インディアンのハーブ」と呼ばれています。葉、茎、花など全草が用いられますが、特に根の部分に強い効能があると言われ、免疫機能を向上させる糖タンパクや多糖類(イヌリン)、アルキルアミド、フラボノイドなどの成分を含みます。また、抗アレルギー作用もあり花粉症やアトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎などの緩和にも効果があると言われています。薬用として使用されるエキナセアはアングスティフォリア(angustifolia)、パリダ(pallida)とプルプレア(purpurea)がありますが、中でも特にプルプレアが最もすぐれているとされています。

参考図書:『はじめてのハーブ手帖』EDing Corporation

『ハーブの薬箱、英国流メディカルハーバリストからの提案』リエコ・大島・バークレー

その他、メディカルハーブ資格検定参考書 等

3.【ヨガ】

花粉症の時も、鼻水が止まらない状況では、呼吸が浅くなってしまいます。

深い呼吸を意識し続け、体と心の緊張を取り除いていくことができるヨガでは、交感神経と副交感神経のどちらも刺激することで自律神経の調整が期待できます。

また、自分の呼吸や身体の状態に意識を向けることを通して内観していくマインドルフネスによって心のバランスも保つことができます。

ヨガ未経験者の方の中には、「体が硬すぎてできない」と躊躇される方もいますが、それは「苦しくて辛そう」だと感じるからではないでしょうか。

筋肉や、筋肉を包み結合組織である筋膜は、デスクワークや立ち仕事、スポーツなどの特定の姿勢や同じ動き方を続けることで、バランスを崩したり老廃物が溜まったりします。また、集中して作業を続けたり、ストレスを大きく感じる場合、呼吸を止めたり浅くなったりしてしまいます。

私も、緊張体質でちょっとしたことで身体が硬直させたり、パソコン作業やスマホ操作や調べ物をするときに意識しておかないと息を止めがちです。

これまで、肩こり解消などの体のメンテナンスや体力増強、ボディメイクを目的に、ジムのトレーニングマシーン、スイミング、ピラティス、ウォーキング(ランニング)、ダンスなど色々なボディワークを取り組んでみましたが、その中で一番続いたのがヨガでした。

それは、深い呼吸を常に意識をしながら、体を捻ったり、自分の体重で加圧してゆっくりと筋肉をほぐしていくため、ヨガは無理なく体を緩められるボディワークとして最適だったからです。

ヨガの動きを通して、肩こりや緊張性の頭痛、腰痛の緩和も感じられ、慣れて来るとやっていないと身体が気持ち悪く感じるほどです。体の硬さを人と比べることは無用で、自分のペースで無理なく行えてビフォアアフターが感じやすいので、身体が硬い人にこそお勧めです。

ちなみに、女性の場合は、月経前症候群(PMS)に悩む方もいらっしゃるかもしれません。私はそれまでは生理一週間前に、何故かものすごく落ち込んだり自分でも驚くほど些細な事で傷つきやすくなったり、ポテトチップスのようなジャンクフードを無性に食べたくなり過食するということを繰り返していましたが、特に骨盤系のヨガのおかげでホルモンバランスも整いPMS症状が解消されました!

体の不調やメンタルヘルスを保つために、ぜひヨガで深いリラックスと爽快感を得てみてください。

さらに、体力をつけたいという方は、ヨガにプラスしてウォーキングをプラスすることをお勧めします。

できるだけ公園や自然の中のウォーキングがお勧めですが、その時間が取れなければ日常の中で階段を使ったり、室内でも膝を高くあげてその場足踏みを行ったり、スクワットでもOKです。

下半身の筋肉の割合は全身の中で大きく占めるため、大きな筋肉を鍛えることで効率的に基礎代謝を上げることができます。

それでは、次回は後半編です。漢方、食事、ファスティングなどについてご紹介していきます!