【アレルギー症状の体質改善】(後半)

'21.05.11

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前回の記事では、つらいアレルギー症状のセルフケアについて、私が実践してきてたもののうちから下記の1~3をご紹介しました。

後半は、更に踏み込んだ体質改善の内容をお伝えしていきたいと思います。

普段、何気なく口にするものでも、その全てが身体にとりこまれています。身体に入れるもの、入れないもの、食べ方を選ぶことはとても重要で、体質改善の大きな効果が得られました。どうぞご参考ください。

 

 

アレルギー体質改善のためのセルフケアのおすすめ6選+おまけ

  1. 鼻うがい
  2. ハーブティ,ハーブのサプリメント
  3. ヨガ             (前半)
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  4. 体質改善の漢方薬    (後半) 
  5. 食事改善(漢方薬膳料理、腸活/発酵食品)
  6. ファスティング(半日断食)とデトックス(砂糖絶ち)

その他: ホメオパシーのレメディ(民間療法の舌下薬)

おまけ: 日本では、医療機関でアレルゲンを診断された場合、皮下、または、舌下免疫療法という根本治療を受けられる(詳しくは、医療機関にお問い合わせください)

 

前半(1~3)をご覧になりたい方はこちら→( https://nyvoicetraining.com/blog/voicetraining/984 )

 

それでは、早速後半に入っていきます。

 

 

4.【体質改善の漢方薬】

 漢方医に問診、舌診、脈診、触診、そして血液検査の結果等から総合的に体質を分析していただきます。そして、バランスの崩れていたらそれを改善する目的の漢方薬を処方してもらいます。一見、別々の原因に思える既往症や気になる症状も、包括的な見方をする医師から診断してもらうことで一本の糸がつながるような納得感が得られました。体質から食生活も見直せたことも、体質別に個々の健康法が違うアーユルヴェーダの影響を感じます。

私の場合は、血が作り出せていないという「血虚」、血の巡りが悪い「瘀血」タイプですが、特に女性全般に多い体質らしいです。下記参考↓

参考図書:『血流が全て解決する』(他シリーズ本二冊)堀江昭佳

 漢方医の探し方ですが、それぞれのお住まいの地域によって、色々な漢方医がいると思います。個人的には、医師免許を持っていて、保険治療ができる漢方クリニックだと安心です。

もちろん、健康保険なしで高額になってでも信頼できる漢方医も見つかるかもしれません、日本の医師免許を持たなくとも、素晴らしい漢方医がたくさんいらっしゃると思います。ただ、初めての診療で自分で漢方医の選択の判断がつかない時に、近代医療と漢方という西洋&東洋医学にどちらも精通されている方が広い視野から最善の治療をして頂けるのではと期待できます。もちろん実際に診察してもらわないと、ご自身とその先生との相性や、安心感を持てるかどうかはわからないので、医師の選定と決定はご自身の判断基準で選んでください。

 

5.【食事改善(漢方薬膳料理、砂糖絶ち、腸活/発酵食品)】

 

<アレルギーに良いとされる食べ物の情報について>

昨今、ネットや書籍、メディアによる「アレルギーに良い成分や食べ物はこれだ!」という情報が沢山あります。

 

(例)

・大腸の酪酸菌を増やして免疫の暴走(=アレルギー)を抑えるためにフラクトオリゴ糖を含むごぼうを食べる

・腸内フローラのバランスを整えるために、善玉菌を含むヨーグルトやぬか漬け、キムチ、納豆、チーズ、味噌と、善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖を含む野菜、キノコや、海藻、芋類を食べる

・炎症やアレルギーを抑えると言われるαリノレン酸、DHA、EPAを含むサンマ、イワシ、亜麻仁油が良い

・粘膜の保護にムチンが含まれるレンコンがお勧め

・細胞組織を酸化させる活性酸素を消去する抗酸化作用や、抗ウイルス抗菌作用のあるカテキンを含む緑茶が良い

などなど。

 

しかし、同時に、たとえ同じ食材でもアレルギーに良い、悪いと真逆のことを主張されていたりもします。

 

例えば、漢方ではアレルギーは胃腸の弱っていることが一つの要因だと考えられており、そこでお勧めされている食材の一つとして、消化に良く滋養強壮に良いとされている「やまいも」があります。その一方で、花粉症患者が引き起こす可能性がある「口腔アレルギー症候群」の避けた方がいい食材としても取り上げられています。

他にも、発酵食品としてチーズがいいと言われていますが、アレルギーを引き起こすヒスタミンが多く含まれるパルメジャンチーズはダメだと言われていたりもします。。。

 

情報過多の中、ある考え方や視点からはOKで、違う考え方や視点からはNGとされていると、「何を信じて良いの???」と混乱してわからなくなりますよね。

私は、その時に自分の判断基準を自分の中で持っておくことが大事だと考えています。

 

特定の食材や健康食品、サプリや成分などの効能を取り上げて「これさえ食べれば/飲めば安心だ!」と思う方が、正直、「楽チン」です。

もちろん「これは身体にいいものだ」と信じて取り組むことで、病気の不安を減らして健康の安心感を得られることは良いことだと思います。

しかし、昨今のような健康志向の高さに伴って健康関連業界はとても大きな市場です。

特定の健康的食品を売りたい側の都合のいい情報に踊らされないようにしていきたいものです。

 

ということで、この記事では特定の食材を取り上げてそれを積極的に食べることをお勧めするよりも、より根本的な、基本的なことをお伝えしていきたいと思います。

 

 

<漢方薬膳やアーユルヴェーダの基本的な考え方や食の好みについての私見>

 漢方やアーユルヴェーダでは、それぞれの体質に応じて積極的に摂った方がいい/または控えたほうが良いとされる食材や調理法は変わります。

体質別の食事法は、特にダイエット法でも珍しくはない考え方となっていますが、漢方やアーユルヴェーダでは生活全てに対してもその体質に応じて変わります。体質、それぞれの気質ということがとても重視されているということです。

食の好み、特に「嫌い」はダメな事であるという傾向が強いですが、私自身は「自分の体は、自分の欲しているものと、欲さないものを知っている」のではと感じています。

 

私自身は、動物性脂肪(豚や牛の脂身、霜降り肉、大トロ、ホイップクリームなど)が幼い時からずっと苦手ですが、無理矢理食べると翌日胃が重くて全身だるくなり体調を崩します。

食べず嫌いではなく、「好き嫌いはダメ」と杓子定規に押し付けるのは不健康であると考えています。「これは体にいい」とされるものも、本当に自分の体が欲しているか考える余地を持たないまま盲信してしまうのも良くないと考えています。

 

こどもの野菜嫌いに関しても、採れたての無農薬野菜はムシャムシャと食べられたというエピソードも、自家菜園を営む方や無農薬野菜を選ぶ消費者の声としてよく挙げられています。

つまり、その子供たちの「食べたくない」「好きじゃない」という感覚は、鮮度、残留農薬などを敏感に感じられるような鋭敏な味覚によって自分の健康を守ることに繋がるのでないでしょうか。

 

「カラダの声を聞く」と比喩することがありますが、自分の身体の状態に細やかに気付けるような意識があると、食べたいもの、食べたくないもの、美味しそうに感じるもの、食べた後の体の変化などに繊細に気づきやすいと思います。

反対に、「頭で食べる」こと、つまり本当は食べる気が起こらないものや嫌いなものに対して「身体にいいから」と「食べたい/食べたくない」という感受性を押し込めて身体に摂りこむ行為も、私自身は上記の理由から「健康的ではない」と考えています。

もし「試してみよう」と興味があって新しい事をチャレンジする事を楽しみながら取り組むことは健康的ですが、色々な成分や効能を謳われていることを鵜呑みにして、「食べなくてはいけない」と知らず知らず強迫観念から健康を求めているマインドになっていないか自分に問いかけることも大事だと思います。鋭敏な感覚や洞察力によって自分の体を守っていくという意識も大切にしていきたいです。

健康情報としてオススメされている食材や食品の中で、「旬で美味しそう」「自分が食べたい」などという自然に即したタイミングが合ったら、食事に取り入れるというスタンスをお勧めします。

 

また、私は漢方の「陰陽」の考え方を参考に調理法を工夫しています。

同じ食材でも、生のまま、熱を加えた方がいいというのまで自分の体質に合う合わないということが変わってきます。

漢方薬膳や食材について具体的な内容は今回は省略しますが、書籍などもたくさんあるのでぜひ参考にされて下さい!

 

参考図書:

『薬膳・漢方の食材帳』薬日本堂 他

 

<不要なものを摂らないことが大事>

漢方では、アレルギーを引き起こす原因は、胃腸が弱っている、肺機能の低下と言われています。

その原因は、特に冬の時期の食べすぎや、アレルギーを引き起こしやすい食べ物を多く摂っている可能性が挙げられます。特に、糖の取り過ぎ、刺激の強い食べ物(冷たいもの、唐辛子など)を控える、加工食品や添加物が多いものを控えることが重要です。

しかし、残念ながら日本のコンビニや一般スーパーでは、「トランス脂肪酸」を多く含むマーガリンや、ショートニング、「果糖ぶどう糖液糖」や「ぶとう糖果糖液糖」の異性化糖(高フルクトース・コーンシロップ)や、保存料に着色料と、欧米ではすでに禁止されているような様々な物もさまざまな食品に平気で入っています。

そして、狭いケージで工業的に飼育された肉や卵には、早く育つように成長ホルモンや、そして病気にならないように、「抗生物質」を含んでおり、安価で質の悪い飼料を使っていることもあります。

 

「これを食べたらアレルギーに効く!」と特定の食材を意識的に食べることも良いと思いますが、実は加工品や添加物、質の悪い食材などの『身体によくないものを取り入れない』ということの方が手間と割高なコストがかかる現状です。

同時に食の安全に意識の高い生産者や消費者のおかげで、ネットやお店を厳選さえすれば、安心して身体に摂り入れられるものを手に入れることも可能です。

 

私自身は、ネットにて、材料や作り方にこだわりのある調味料を購入したり無添加の手作りのものを頂いています。平飼い卵も一般的なスーパーでも売られているところも少しずつ増えているように感じ、一部のスーパーでも抗生物質なしで育てられたお肉が購入できますが、やはりネットの方が探しやすいです。

 

ただ、安全な食材や調味料選びは、無農薬/自然栽培の野菜や米と同様、良質なものにこだわりだすと際限がありません。

食材調味料選びだけではなく全てのことに精通しますが、こだわりが強くなりすぎることで「こうしなければならない」と神経質になる方もいらっしゃるかもしれません。

私自身が完璧主義に陥りがちでしたが、視野の狭い考え方になって自分や周りを縛ってしまうようになると、それもまた不健康だと思います。

 

自分のできる範囲で、自分の選び取る基準を決めて納得感を得ることで、生活や心身の心地よさにもつながっていくと、ストレスなく食事改善にも取り組めると思います。

心地がいい自分の体調や生活をイメージしながら、よりよい体調のために楽しく取り組んでいきましょう!

 

<発酵食品を摂って腸活>

腸内フローラのバランスに発酵食品が良いと言われています。白血球の一部であるリンパ球の含まれるマスト細胞(肥満細胞)がヒスタミンを含むケミカルメディエーターを放出することで花粉症症状などが出てくるため、マスト細胞の暴走を抑えてバランスを取るために有効なTreg細胞(制御性T細胞)を増やすことが有効だと考えられています。

そして、そのためには「酪酸」を増やすことがいいとされ、酪酸菌を含むぬか漬けやチーズなどの発酵食品と、酪酸菌のエサとなる水溶性食物繊維を含んだコンブやワカメなどの海藻類、オーツ麦や大麦、ライ麦、そば、玄米などの穀物類、完熟果物、根菜類やイモ類がいいと言われています。

主食、主菜(副菜)、汁物とバランスの良い「一汁一菜」「一汁三菜」や、魚と野菜中心で、ぬか漬けやしょうゆ、味噌など発酵食品も多く使われる伝統的な「和食」は、腸活に優れた食事です。

ですが、その和食にも注意点があります。

 

<和食にかかせない身近な調味料に要注意>

ヘルシーな食事として世界中でも知られている和食ですが、和食に欠かせない醤油やみりん、お味噌などは純正調味料を使っていますか?

 

醤油や味噌は発酵食品として身体にいいものですが、もし普段使っている醤油が添加物の入った「化学醤油、アミノ酸混合しょうゆ」だとしたら、時間をかけて熟成させた「天然醸造のお醤油」とは全く似て非なるものです。余談ですが、「丸大豆」という表記がなく「大豆」「脱脂大豆」と書かれているものは化学溶剤が使れています。

 

また、「みりん風味調味料」はスーパーで安く手に入りますが、熟成過程でできた糖やアミノ酸の旨味ではなく、ブドウ糖や水あめなどの糖類、うまみ調味料や香料を混ぜたものです。「本みりん」のように、麹の酵素の働きでデンプンやタンパク質の分解によって様々な栄養素が含まれる調味料ではありません。

 

他にも、低音圧搾(コードプレス)で絞られた油は栄養素が残っていますが、化学溶剤から抽出された油は高音処理されることで酸化され「トランス脂肪酸」が生成されたり様々な添加物が入っています。

 

純正の漬物は発酵食品として腸活に良い食べものですが、もし、化学調味料と着色された液に浸された漬物を、”身体にいい”と思って食べていたとしたら、残念なことに身体には良い発酵食品ではありません。色付き化学調味料の液に浸された漬物は、塩分が少ないことが良いと強調されますが、塩は発酵に必要な要素である以上、食べ過ぎに注意して本来の純正のお漬物を取ったほうが身体にいいと思います。

 

「安い」や「塩分控えめ」に喜んで不要なものを身体に入れないようにしましょう。また、消費者としても質の良いものを作る会社の存続を支えることが、間接的にも自分の健康を手に入れることにつながります

 

参考図書:

『買ってはいけない』船瀬俊介

その他、アーユルヴェーダに関する書籍や漢方薬膳、発酵食品、自然療法に関する書籍

 

 6.【ファスティング(半日断食)とデトックス(砂糖断ち)】

 

<ファスティングの実践> 

食べることが大好き、特にワインや日本酒のような食中酒が大好きで、それらと共に晩酌を楽しむことが大好きな私は、糖質の高いお酒だけではなくコーヒーと共にマフィンやクッキーなどの焼き菓子をいただくのが大好きです。「日頃から無農薬野菜や純正調味料など食材にこだわっていても、食べ過ぎだと意味がないじゃないか!」と自戒しては、目の前の美味しいものたちに抗えず、食べ過ぎや甘いものをつい食べてしまっていました。

また、気が重い仕事前や昔抱えていたPMS時期には、普段控えようと意識しているスナック菓子のようなジャンクフードまで無性に食べたくなり一気に貪ったりしては、確実にアレルギーが酷くなることを何度も経験しました。

食べ過ぎによる胃腸の疲れを感じ、アレルギーの原因と言われている胃腸の疲労や腸内環境の悪化を意識するようになり、2〜3日間の断食を行ったこともありますが、半断食の方がアレルギー症状や胃腸の不良を感じたときに気軽に取り入れやすいのでそちらをお勧めです。

 

特に胃腸の疲れを感じた時の半断食は、胃腸を含めた体全体が軽く感じられ胃腸の不調が戻ります。

半断食だと朝食を抜いて遅めのお昼を軽く摂っているので、楽しみとしての晩酌も罪悪感なくできます。女性に多いと言われる血の巡りの悪さも胃腸が弱っていることも原因の一つだそうです。「血虚」「瘀血」体質でもあるので、体質改善という意味からも胃腸を労るファスティングが効果的だと感じています。

そして、砂糖断ちの話にも関わりますが、糖質の過多を防ぐために晩酌時には白米やパスタなどは食べません。

 

ファスティングに限らず、「冷たすぎるものは体にとって異物」です。

氷でキンキンに冷やしたものをがぶ飲みせずに、常温か、温かい飲み物を取るようにしましょう。

私は、基本的に温かいものを飲んでいますが大好きなクラフトビールとワインと無濾過生原酒はぬるくなる前の程よい冷やしで楽しんでます。

 

 

また、「アルコールは喉に悪い」という意見を聞いたこともあると思いますが、考えられるのは「喉の乾燥」です。アルコールを分解する時に体内の水分を奪うため、全体が乾燥すれば喉もカラカラになります。発声時の喉(声帯周辺の粘膜)の乾燥は炎症にもつながりやすい状態になります。

お酒は飲まない事に越したことはないですが、もしお酒が好きなかたで喉への悪影響を気にしている方がいたら、必ず常温のお水か白湯を取るようにすれば心配はないと思います。(飲み過ぎによる体調不良や健康被害はいわずもがななので割愛します…)

 

<ファスティングの効能>

食べ物を胃で分解して消化する時間、そして小腸に送られて吸収の時間が平均5−6時間。消化に時間のかかる肉類やや貝類はそれ以上です。

食べる「総量」「頻度」が多ければ多いほど、消化吸収のため胃腸はフル活動しています。野生の動物は怪我や病気の際には、生命維持に必要な基礎代謝を消化活動には使わず治癒力を高めるために一旦食べることをやめるそうです。逆に言えば、食べ過ぎによって自己免疫力が下がり慢性疾患や重病にもつながります。

 

16時間以上空腹時間を作ることによって、活性酸素を減らし古くなった細胞を新しく蘇らせる「オートファジー」効果が現れ、細胞が活性化することが免疫力をあげたり老化防止に繋がるそうです。

 

また、腸と脳は「腸脳相関」があり、腸は「第二の脳」とも言われています。ストレスを感じてお腹が痛くなることとは脳から長ですが、それと逆の方向で、腸内環境が悪化するとストレスが増大します。そこから、ストレス解消として過食して仕舞えば、さらに腸内環境は悪化し負のスパイラルになります。

 

さらに腸の状態が悪くなることでどのようなことが起こるのでしょうか。

腸の状態が悪化すると、腸の粘膜の間に隙間ができることがあり「リーキーガット症候群」が起こることがあります。

消化酵素で完全に消化されていないものが、血液中に漏れ出てしまうと、「遅延型フードアレルギー」を発症する事につながります。「遅延型フードアレルギー」からアトピー皮膚炎や鼻詰まりなどの耳鼻関連の疾患などを引き起こしていくそうです。または、腸内の添加物や合成保存料などの体にとっての異物を処理能力が落ちると、肝臓に負担をかけすぎて異物を無毒化できずに体内に蓄積させていくことから自己免疫低下が起こりさまざまな疾患につながるとも言われています。

 

食べる「総量」「頻度」を減らしつつ、冒頭でも述べた、トランス酸脂肪酸、化学調味料や異性化糖、添加物などの体にとっての異物を減らすことで、無毒化して排出するために働いている腸や肝臓の負担を増やしすぎないことも大事だと思います。

 

<胃腸を休めるためのファスティングによって、体内の活性化や浄化が期待できます>

私は半断食によって体全体が軽くスッキリするだけではなく、花粉症などのアレルギー症状が軽くなることにも効果が感じられました。

ファスティングはやると決意するまで「やりたくない」気持ちと葛藤を消すことが一番大変でした。実際やってみたり、睡眠時間も含んで時間帯を工夫して見ると、案外楽です。そして慣れてくると、気軽に生活に取り入れやすく、お金もかからずにできるセルフケアとしてプラスの面が色々と見出せました。

 

人によっては、それまでカフェインや砂糖を多く取る生活だったり、過食や生活時間が不規則などの中でいきなりファスティングを行うと色々な症状が出てくるようなので、ご自身の体調と相談しながら行ってみてください。

 

※女性の場合は、月経後がお勧めです。特に貧血をお持ちの方や持病をお持ちの方は、たとえ負担が軽めである半断食の場合でも、禁忌事項や注意事項を確認したり専門家にご相談したりして最後はご自身の判断と責任において実行してください。 

 

また、私は、半断食を行わない日でも朝食を抜いて温かい飲み物を取るようにしています。お昼も遅めにとることで起床してから食べ始めるまでをできるだけ遅らせようとしていますが、食べたい時は食べ、胃腸が疲れている時はまた空腹時間を多くするように気をつけてます。自分が苦しくならないために、ゆるく行ったり、体調を整えたい時はストイックにやったり、メリハリをつける方が飽きずに続けられます。

 

<砂糖断ちとデトックスについて>

すぐに消化されやすい単糖類(果物など)と二糖類(砂糖など)の糖類のとりすぎよる血糖値の乱高下により、アレルギーに有効な体内のステロイドホルモンのコルチゾールが頻繁に分泌されることによって不足していくためにアレルギーが出やすくなると言われています。

コルチゾールを作り出すのは副腎です。副腎疲労により、慢性的な倦怠感や疲労感、集中力や記憶の低下、睡眠の質が悪くなったり、鬱気味にもなったりしやすいとのことです。

また、糖分の取りすぎによって体内の余分な糖とタンパク質が結合して変性し劣化したものがAGEs(終末糖化産物)といいます。AGEsは老廃物質であり、体内が「慢性炎症」状態となり、さまざまな病気の温床ともなるそうです。

 

私の場合は、

口寂しくなり甘いものをすぐに間食したくなる、

知らず知らず甘いものを常に探している、

やる気を出すために甘いものが欲しくなる、

他の食べたいものは家になければ諦めがつくのに、甘いものに関しては、甘いもののために時間と労力を割いてまで買いに行こうとまでする

慢性的な疲労感

 

が思い当たることから、「私は砂糖依存的だな」と感じました。

 

砂糖(ショ糖、スクロース)は脳内報酬系のドーパミンを放出させ、脳内麻薬であるβエンドルフィンを増やすと言われています。そして、コカイン中毒よりも強い中毒性を示すそうです。

砂糖はすぐに分解、吸収されやすく、余分な糖はインスリンの働きによって脂肪細胞に蓄わえられ血中の血糖が低下することで低血糖症を引き起こします。そうすると、「さっき食べたばかりなのに口寂しい」という気持ちになり、つい間食をしてしまいます。

 

砂糖がたくさん含まれる焼き菓子の代わりに、甘酒や白砂糖を使わないお菓子を作ってみたりしましたが私の場合はなかなか続きませんでした。

精製された白砂糖をたくさん取ることが悪いだけではなく、たとえ体にいいと言われている甘酒、蜂蜜、果物等の甘味も量が多ければもちろん糖分過多です。

発酵食品の甘酒やミネラル等を含む黒砂糖なども結局は糖分を含んでいるので、砂糖以外の甘味料で作ったスイーツも同じように毎日間食していては糖分過多になります。

 

手間なく簡単に作れて糖分が控えめでも食べれるもので長続きするものを探していたところ、食後の血糖値の上昇が比較的緩やかな「低GI」食品であるオートミールをフライパンで炒ってナッツと合わせて軽めにメープルシロップをかけたものを豆乳ヨーグルトと一緒に合わせると、超手軽で美味しいだけではなく、オートミールに含まれる食物繊維の効果なのかデトックス効果が抜群だったためそれを続けています。

 

脳は、「見えたもの」を我慢すると、それが実現するまでストレスが溜まるそうです。

でも、初めから見なければ「食べたいのに我慢しなくては」というストレスがかかりません。

晩酌や間食が好きなのに、糖質依存をなくすため「量」を我慢するということは難しかったのですが、まずは「砂糖断ち(スイーツ)◯日間トライ」と決めるとゲーム感覚でやれました。

 

毎日、焼き菓子系や天然酵母系の菓子パンが欲しくなり、タルトやガトーショコラのようなケーキや練り切りのような和菓子も定期的に食べたくなっていたのですが、一度、砂糖断食を決意して実行してみると、そこから辛い我慢はせずに無くても大丈夫になりました。そうすると、時々無性に欲しくなっていたスナック菓子系も全くなくて大丈夫になりました。

特にスイーツは、どうしても食べたい時がきたら、「どうしても食べたい」と思えるような洋菓子や和菓子の専門店で、見た目にも美しいこだわりのスイーツを食べようと思います。

つまり、衝動的に「とりあえず食べてしまえ」ということをなくして「無自覚に無意識に食べない」ということを心がけています。

「スイーツを食べない」と決めてから、それまでの甘いもの頻度の多い日常からは遠ざかっていますが、そうするとたまに口にするものが甘すぎと感じたり、添加物で舌が気持ち悪くなったりします。

私のように、アレルギー症状を持っていたり、一回の食事の量はそこまで多くないけど、すぐに何か口に入れたくなるという状態な方、倦怠感や疲労感を持つかた、スイーツを毎日食べる方は、ぜひ一度見直して見てくださいね。

甘いもの好きには「甘いものが食べれないなんて!」という気になると思います。私も、健康的な1~5のような取り組みの後の最後の最後にやっと砂糖断ちに取り組む気になれましたw

でも、糖分の高い食べ物が溢れている中で、砂糖断ち(特にスイーツ断ち)を行って得られる心身の充足感は大きいです、

ぜひ、実現できた時の嬉しい、心地よい状態になれた自分をイメージしてぜひトライしてみてください!

 

参考図書:

『菜食少食健康法のすすめ』甲田光雄

『長生きしたけりゃ素生力をつけなさい』小林健

『「空腹」こそ最強のクスリ』青木厚

『最高の体調』鈴木祐

 

 

その他&おまけ:

<ホメオパシーのレメディ>

ホメオパシーはドイツで生まれた同質/同種療法と言われ、病気の原因である物質を超微量に希釈された「レメディ」を体内に入れることによって、その特定の物質に対して免疫をつけるという考え方の医療です。日本では2010年に新生児の死亡事故があったため一般的ではないようですが、NYではホールフーズボディなどのナチュラル系のドラッグストアで購入できました。レメディは砂糖玉のようなものとありますが、アメリカで使っていたものは、舌下に液体をたらすタイプでした。私は、それを使った時には少し楽になるように感じたので、アレルギー時期には使用していました。10〜15ドルあたりで購入できたと思います。

 

<皮下&舌下のアレルゲン免疫療法>

日本の医療機関では、花粉などアレルギーを引き起こす抽出液を体内に入れることによってアレルギー反応を抑えていく減感作療法が受けられます。皮下注射と舌下に垂らす舌下薬がありますが、治療期間は少なくとも1年から数年かかります。また、舌下薬の保険適用は現在時点ではスギ花粉とダニアレルギーのみのようですが、減感作療法を受けた人のうち70−80%の割合で効果が出るそうです。生活習慣を見直して実行するのが苦痛でなかなか現状が変えられない方は、医療の力を頼るのもありだと思います。もちろん、特定のアレルゲンのアレルギー反応が完治したとしても、今と同じ生活を行っているとまた別のアレルゲンでのアレルギー症状が出る可能性もあるので生活(特に食生活の見直し)を少しずつ変える意識と同時に行うことをお勧めします。治療については詳しく知りたい方は医療機関へお問い合わせください。

 

<黄砂とPM2.5の大気汚染のアレルギー>

色々な取り組みをご紹介して毎年出ていた花粉症シーズンのアレルギー反応はほぼ無くなったにも関わらず、先日目の痒みや透明の鼻水、くしゃみが止まらないというアレルギー反応が出ました。「あれれ??アレルギー体質改善していることを感じていたのになぜ??」と仕方なく抗アレルギーのお薬を飲みましたが、漢方薬と併用してもなかなか止まらず、2日間をすぎたらピタっと止みました。

「あれはなんだったんだろう」と疑問に感じて花粉の飛散情報をみても杉ヒノキとも少ないと書いてありましたが、しかし、黄砂とPM2.5は多いとあり、自分の行動も外にでたり一日中室内も風を通すために窓を開けていたので「黄砂に付着している化学物質やPM2.5の大気汚染からくるアレルギーなのでは」と感じました。

特に黄砂が多くなる3−5月は、スギ花粉の時期とも重なるので、花粉症症状がさらにひどくなるようです。自己免疫力を落とさないような生活を送るとともに、その時期は特に空気清浄機などを活用したほうがいいですね。

 

以上、長くなりましたが、実際にさまざまなアレルギー症状を持ち体質改善に取り組んできたことをご紹介しました。年々、アレルギー患者が増えるとともに医療もさらに進歩していくと思います。情報をアップデートさせつつ、自分の健康は自分で守るという意識を常に持ち自分を律することが健康につながると思います。それを、楽んで取り組める工夫をすることでアレルギーの辛い症状を切り抜けていきましょう!

 

少しでもお役に立てることがあれば幸いです。これからも、色々なボイスケアやボイストレーニングに関する情報もアップして参りますので、どうぞよろしくお願いします♪